公益財団法人操風会 岡山リハビリテーション病院

入院のご案内

入院から退院までの流れ

入院までの流れ

対象となる疾患

回復期リハビリテーション病棟の入院基準

  1. 脳血管疾患・脊髄損傷・頭部外傷・くも膜下出血のシャント術後・脳腫瘍・脳炎・脊髄炎・多発性神経炎・多発性硬化症の発症もしくは手術後
    高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害・重度の頚髄損傷・頭部外傷を含む多発外傷の発症もしくは手術後
  2. 大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の骨折の発症もしくは手術後
  3. 大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の神経・筋・靭帯損傷後
  4. 股関節・膝関節の置換術後
  5. 義肢装具訓練を要する状態

判定会議

当院では入院のご紹介をいただいた患者さまに対して、判定会議(月~金)にて入院の可否を判断させていただいております。入院中の医療機関からの診療情報提供書、採血データ、入院相談表、日常生活機能評価表の内容を確認させていただきます。
患者さまのご状態によっては、当院での入院受け入れができない場合がございます。

入院相談

判定会議にて受け入れ可能となった患者さまにつきましては、ご家族と入院前の面談をさせていただきます。患者さまのこれまでの生活のご様子や、ご家族の状況、自宅環境をお伺いして、入院後のリハビリの参考とさせていただきます。また入院にあたり必要書類、準備物の説明もいたしますので、入院時にご用意いただくようお願いいたします。

入院案内

入院日のご案内

入院日が決定次第、ご入院中の医療機関へ日時をお伝えいたします。入院相談にてお渡しした書類などのご準備をしていただくようお願いいたします。

入院から退院までの流れ

入院時評価

入院当日に医師、看護師、介護士、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカー、管理栄養士とともに入院時の状態をみて、今後の方針を検討します。

カンファレンスの開催

月に一度は患者さまを担当する専門職が一同に集まり、療養中の経過を情報共有します。リハビリの改善状況などにより、退院に向けて課題を明確にします。

リハビリ回診

患者さまのご様子を各専門職の担当者で直接確認します。担当者より主治医に患者さまの状況を詳細に報告することで、適切なリハビリの提供の実現を目指します。

医師面談の実施

月に一度は主治医より患者さまのリハビリの経過をご家族に説明いたします。患者さまの状況をご家族と共有することで、退院に向けた課題を抽出します。

家屋訪問

ご自宅を担当者が訪問し、患者さまの居住空間における段差や手すりの状況を確認いたします。退院後の生活を見据えて、リハビリの状況から判断して必要な環境整備についてご提案いたします。

服薬指導

薬剤師が病室に伺い、内服されているお薬について説明し、正しい内服方法など指導します。お薬への正しい理解は、より効果的な治療につながります。

外出・外泊、退院前介助指導

退院に向けて外出・外泊練習をします。またご自宅で安全に動作できるようにご家族に介助指導を行います。

栄養指導

一人ひとりに合った治療食を提供し、食生活改善を目的に、個別・集団栄養指導などをおこなっています。また、管理栄養士が、病室に伺い、嗜好調査を行うことで、できるだけ家庭の味に近づけるよう、食べる楽しみを十分満たすことができるように心がけています。

退院時指導

退院後もご自宅で医療行為が必要な患者さまに対して、看護師より安全に使用できるよう指導を行います。

退院時カンファレンス

患者さま、ご家族、担当ケアマネジャー、介護サービス事業所等の担当の方を交えて退院に向けた情報共有を行います。退院後の円滑なサービス利用や、継続した支援の実現を援助いたします。